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丹精した自信の花300点

本紙掲載日:2022-11-03
7面
多彩な作品が出そろう菊花展(3日午前、延岡市天下町)

7日まで延岡菊の会「菊花展」−延岡植物園

 延岡菊の会(佐貫義博会長)による菊花展が3日から、延岡市天下町の延岡植物園「緑の相談所」で始まった。7日まで。開場時間は午前9時〜午後4時。観覧無料。会員約20人と同相談所で年4回行われている園芸教室の受講生が丹精込めて育てた約300点が出品され、華やかに会場を彩っている。

 菊作りは初夏の苗作りから始まり、秋の展示会に向けて行われる。色は白や黄色などが中心で、厚物と呼ばれる普通の花びら状の花と、管物と呼ばれる花びらが管状の花がある。大輪の菊は三本立てを中心に、ダルマづくり、福助づくりなど。小菊は懸崖(けんがい)づくりや木立づくり、盆栽づくり。洋菊は大株づくりや寄せ植えなど、それぞれの花の個性に合わせて仕立てられる。

 同会によると、今年は日当たりが良く雨も多かったことから、お盆すぎまでは管理に注意が必要だったという。例年に比べて開花時期もずれ込んだが、出品者それぞれ自信のひと鉢に育っていた。

 3日は開場直後から人々が観覧に訪れて「この鉢を買いたい」「育て方を教えてほしい」などと会員らに話し掛けていた。

 佐貫会長は「1人ひとりが丹精込めて育てたおかげで花の出来は良い。なかなかできませんが、直径が20センチを超えるものもあります。ぜひ立ち寄ってください」と呼び掛けていた。

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