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懸念されるインフル同時流行

本紙掲載日:2022-10-15
2面
新型コロナとインフルの流行予測(佐藤圭創医師作成)

新型コロナ週刊トピック

◆ワクチン接種のタイミングは

 新型コロナウイルスの感染者数は、先週に延岡市内の高齢者施設で20人を超えるクラスター(感染者集団)が発生するなどして、今週は1日当たり50人を超える日が続きましたが、県全体では減少傾向です。一方、海外は欧州で感染が再拡大しており、日本ではこの冬にインフルエンザ(以下インフル)との同時流行も懸念されています。そこで今回は、感染予防策となるそれぞれのワクチンを接種するタイミングなどについてお伝えします。

◆欧州でコロナが再拡大

 日本よりも2カ月ほど早く冬を迎える英国やドイツ、フランスでは9月後半から新型コロナの感染者が増加傾向となっています。

 行動制限がなくなって人の動きが活発になった中で、寒くなって空気が乾燥することでウイルスが拡散しやすくなり、夏場に比べ換気の頻度も減って、どうしても感染しやすくなるためです。

 流行しているウイルスの主流は、日本で爆発的に広まったオミクロン株のBA・4やBA・5で、心配されている同系統の新たな亜種であるBA・2・75(通称ケンタウロス)はそれほど広まっていないということです。

 これから冬を迎える日本も新型コロナの水際対策が大幅に緩和されたことで、海外からの旅行客増加が期待される一方、感染が再拡大する可能性は高まっています。

◇インフル流行で医療機関に過度の負担

 この冬は新型コロナだけでなく、インフルの感染も広がることが懸念されています。同時に流行した場合は医療機関に過度の負担がかかって、そのほかの患者も受診困難となるなどの恐れがあり、医療崩壊の危機感が再び高まっています。

 県新型コロナ対策調整本部の佐藤圭創特任医師によると、インフルはより症状が重いとされるA香港型のウイルスが流行の主流になっており、国内では12月前半から感染が広まると予想しています。クリスマス時期の12月下旬にピークを迎えそうだといいます。

 新型コロナはインフルの後を追って12月20日ごろから急増する可能性があり、年末年始の2カ月間は特に、同時流行への警戒が必要だと指摘しています。

◇ワクチン、希望者は早めに−同時流行にはインフル優先にが効果的

 感染対策の切り札とされるのがワクチンですが、感染者が増えてから接種しても免疫効果が発揮されるまでには一定期間を要するため、希望者は早めに済ませておくのが肝要です。

 佐藤医師によると、インフルワクチンの効果は接種から約2週間経過して現れ始め、最も抗体価が上がるのが約1カ月目。3〜5カ月で抗体が減少するといいます。副反応は新型コロナワクチンの3分の1程度とされています。

 新型コロナワクチンは接種1週間目から効果が出て、1カ月でピークとなり、持続するのは3〜4カ月ほどだそうです。これから接種する場合はインフルワクチンを先に済ませた方が、同時流行には効果的なようです。

◇リウマチなどの患者は同時を避けるべき

 新型コロナとインフルの流行に備え、最近は両方のワクチンの「同時接種」が話題となっていますが、元来は時期をずらして接種すべきとされています。

 同時接種の受け止めについて佐藤医師は、「(先にインフルの感染が広まった)海外では昨年、かなり同時接種されて、ほとんど問題がなかったため期間を空けなくてもいいということになった」としています。

 ただし、リウマチや膠原(こうげん)病など一部の患者は、インフルワクチンの副反応が出やすく、新型コロナワクチンとの同時接種は避けるべきといいます。事前投薬で副反応を抑えることができるため、該当する接種希望者は医師に相談しましょう。

◇完璧ではないワクチン−基本的な感染対策を

 佐藤医師によると、インフルもほかのウイルス同様、常に変異しているため、最新のワクチンであっても感染自体を防ぐ効果は限られているといいます。このことは新型コロナにも当てはまりますが、いずれのワクチンも重症化への高い予防効果が確認されています。

 新型コロナの新規感染者数が増加している欧州の中で、英国では今月に入り、これまでほぼゼロが続いていた感染者の死亡例が突然、数十人単位で増えており、まだ安心できる状況ではありません。

 A型のインフルが流行した後にはB型インフルの感染も広がりやすいとされており、延岡市医師会などは「屋外であっても人との距離が近い場面ではマスクを着用するなど、いましばらくは基本的な感染対策をお願いします」と呼び掛けています。

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