横綱に岡儀さん、吉松和子さん

全国長寿ボウラー番付−延岡市のサンボウルから１１人

　公益社団法人日本ボウリング協会は、９月１日付で「令和４年度全国長寿ボウラー番付」を発表した。延岡市旭町のサンボウルからは、男性の横綱に岡儀さん（９０）、女性の横綱に吉松和子さん（８９）、夫婦の小結に松田恒春さん（８４）・弥生さん（７９）夫妻らが選出されたほか、男女合わせて１１人が番付に上がった（年齢はすべて９月１日時点）。

　このうち、今月２４日の定例会を楽しんでいた吉松さんは「ボウリングは足腰が丈夫になるし、健康でいられます。最高得点が２８６点。まだパーフェクト（３００点）を出していないので、それが目標です。コロナで大きな大会も中止されてきたので、それが残念。早く収束して、皆さんの顔が見られるようになって、マスクなしで楽しめるようになれば」。

　前頭の小林タエ子さん（７８）は、スコアよりも健康づくりや体力の維持が目的という。とはいえ「ストライクを出すとやはり気持ちが良い。ボウリングは雨が降ってもできますし、延岡だけでなく、大分や臼杵からも会員が来るので、コミュニケーションの場にもなっています」と、ボウリングの良さを話していた。

　「全国長寿ボウラー番付」は１９９６年から毎年、敬老の日を前に発表しているもので、今年で２７年目。同会に加盟する全国のボウリング場４５４カ所を対象に、定期的にボウリングを楽しんでいる高齢者（男性８０歳以上、女性７５歳以上、夫婦は合計で１５０歳以上）を調査した。サンボウルでは引き続き会員を募っている。

　問い合わせは（電話延岡３４・３０３０）まで。

　番付は次の通り。

【男性】横綱＝岡儀（９０）▽小結＝松田恒春（８４）▽前頭＝沢井健一郎（８２）工藤年盛（８１）

【女性】横綱＝吉松和子（８９）▽小結＝藤島博子（８２）田中伊久子（８２）横山梅美（８１）▽前頭＝松田弥生（７９）小林タエ子（７８）渋谷幸子（７７）

【夫婦】小結＝松田恒春・弥生夫妻