佐藤佑（延岡Ｋｉｄｓ）全国準優勝

都城市の選手とのペア−小学生ソフトテニス男子個人

◆「次は１位を」

　延岡市南方小６年の佐藤佑（延岡Ｋｉｄｓ）が、７月末に秋田県大館市であった「第３９回全日本小学生ソフトテニス選手権大会」男子個人戦で都城市の選手とペアを組み、準優勝を果たした。佐藤は「うれしい気持ちもあるが、油断せず次は１位を取る」と話している。

　大会は日本ソフトテニス連盟主催。個人競技はダブルスで、男子は全国の強豪１９１ペアがトーナメント戦で日本一を争った。

　佐藤は昨年３月から、週末に合同練習を行っているスターキッズ（都城）の田中陸王と県予選からペアを組んだ。

　１回戦から８強を決めるまでの４試合はすべてストレート勝ち。準々決勝は兵庫県のペアに４―３で競り勝ち、準決勝は埼玉県のペアを４―１で破った。
決勝は愛知県・安城ジュニアクラブのペアと対戦。１セットは先取。以降の４セットは連取されたが、堂々の準優勝に輝いた。

◇相手とのラリー、ペアとの作戦魅力

　佐藤は兄・希さん（西階中２年）の影響で小学校１年の時に競技を始めた。「相手とのラリーが続き、ペアとの作戦でポイントを奪うことが楽しい」と魅力を語る。

　後衛として実力をめきめき伸ばし、今では中学生とも互角に打ち合う。全日本選手権では、持ち前の強打と最後までボールを追う運動能力を生かした。後衛から相手を崩し、前衛の田中が決める連携でポイントを奪い、勝ち上がった。

　延岡Ｋｉｄｓの近藤監督も「努力の子。同学年の中では頭一つ飛び抜けている」。本人は全国準優勝に「目標は１位。決勝を最後まで戦えず悔しい。自分たちで何も考えることができていなかった。コミュニケーションをもっと取っていれば」と反省。「１０月にある西日本大会で、もう一度愛知代表のペアと当たる可能性がある。次は今回の反省を生かしてリベンジしたい」と誓う。